びぃえるくぅと。

ガラケーは打楽器。

Pipetノードをダミーの動画テクスチャ出力先として使う

前回の投稿からまた間隔が空いてしまいました、お久しぶりです。 大学では卒研発表も終わり、まだ卒論の訂正が大量に残ってはいますが、ひと段落ついて安心しています。

なので久しぶりにVVVVでVJ環境を書こうとしたのですが、その際に動画テクスチャ周りで問題が発生したので、 見つけた解決法などをまとめました。

動作環境

Lenovo ThinkStation E30

DX11でVideoTextureを扱う

そもそもは、FileStream (DShow9)VideoTexture (EX9.Texture VMR9)を使って生成したDX9の動画テクスチャを、 一度Renderer (DX9)を経由させ、DX11に変換して使うパッチを書いていました。 addonsパックDX9ToDX11と処理内容は同じです。

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・・・このような記事をわざわざ書くということは、これではなぜか動画が再生されないということです。

確かに再生「状態」にはあるものの、Renderer (DX11)に動画が表示されません。 ここで試しに、Renderer (DX9)を隠し状態から埋め込み表示に変更します。

動きます。何故なんでしょうか、わかりません・・・。 さらにこの後、再びRenderer (DX9)を隠し状態にすると、何故かFileStream (DShow9)での再生ポジションが0に戻されて再生が始まり、なぜかRenderer (DX11)に動画が表示されるものの、とてもカクついており使えたものではありません。

VideoTextureの癖?

今回はDX9からDX11へ動画テクスチャを変換する際に発生した問題を具体例として取り上げましたが、他にもVideoTexutureの特性(?)が原因の予期しない挙動があります。

続いて以下の様に、Switch (Node Output)で入力テクスチャの行き先を分離させ、それぞれに別のフィルターを経由させた後にSwitch (Node Input)でどちらかのフィルターを経由したテクスチャを選択します。なおテクスチャの描画先はRenderer (DX9)です。

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これはリアルタイムで複数のフィルターを切り替えるシチュエーションを想定したものですが、なぜフィルターの手前でわざわざSwitch (Node Output)を使ってテクスチャの行き先を1つに制限しているか説明すると、VideoTextureから複数のフィルターに直接つなぐと、つながっている全てのフィルターでテクスチャの処理をしてしまい、無駄にCPUを使い他の処理を圧迫するからです(そのはずですが、もし違っていたら申し訳ありません・・・)。

そしてこの状態でフィルターを切り替えるスイッチを押すと・・・。

切り替わった瞬間に再生ポジションが0に戻されてしまいます。ホント何なん・・・。

ここからは憶測ですが、FileStream (DShow9)とVideoTexture (EX9.Texture VMR9)は、生成するテクスチャの行き先(DX9系の出力に限る)がなくなると生成を止めてしまう、もしくはマトモに生成しない、と考えています。だから1つ前の例では途中に挟んでいるRenderer (DX9)を隠し状態から表示状態に遷移させるとその先までテクスチャが行きつくようになりRenderer (DX11)で描画できるようになったり、先ほどの例ではスイッチングで一瞬テクスチャの流れが途絶えてしまい、再びFileStreamからRendererまでの道がつながったときに0秒のポジションから再生し始めたのだと思います。

DX9系では動画の流れを途絶えさせない

ということで、FileStream (DShow9)で取り込んだ動画をVideoTexture (EX9.Texture VMR9)でテクスチャとして扱い、その先何らかの方法でテクスチャの流れを途絶えさせなければ良いのです。が、どうやれば良いのやら・・・。

と思って、この記事の冒頭にも紹介したaddonsパックに含まれるDX9ToDX11の中身を見てみました。

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Pipet (EX9.Texture)というノードにコメントが付いていますが、要は「Rendererが接続されてなかったり隠し状態でも、テクスチャを吸ってくれるよ。」との事です。

・・・マジか。てか、DX9ToDX11ってこんなパッチングだったっけと思ったら、つい最近addonsパックが更新されていたようで、このノードもPipet (EX9.Texture)を追加していたようです。

このPipet (EX9.Texture)というノードは、ピペットの名前らしくお絵かきソフトのように、テクスチャ中の指定したピクセルの色を抜き出す処理をしてくれますが、どうやらこのノードは動画テクスチャのダミーの行き先として使うことで、他の道が途絶えてもおかしな挙動を防止することを実現できそうです。

まとめ

VideoTexture (EX9.Texture VMR9)のTexture OutピンにPipet(EX9.Texutre)を追加で接続するだけで、動画テクスチャの操作時におかしな挙動が起こることをどうやら防止できそう、というお話でした。実際、先ほどのスイッチングの例ではスイッチ切り替え時に動画が冒頭へシークされてしまう現象が起きませんでした。

秋葉原で散歩してきた

散歩って書いたけど結局機材買ってきた。

そもそも

ARIA The Masterpiece の第1巻が1月9日に発売開始され、 上記の様なポップ(他に関東だと、姫屋verが池袋、オレンジぷらねっとverが秋葉原)が展開されている書店さんがあるということで、 それをただ撮りに行きたいというだけでした。(ARIAカンパニーverは新宿だし

でもそれだけだと面白くないので、お年玉がせっかくあったので欲しい機材を買うことにしました。

目的はNETGEARのGS108っていうスイッチングハブ。自分の部屋のスイッチがLogitecの安いやつでギガに対応してなかったので買い換えようという感じです。

秋葉原

僕が秋葉原で大好きな場所の一つ、愛三電機。日曜日はお休みでした。ちゃんちゃん。

という訳にもいかないので、他の店舗で安くGS108が手に入る場所はないかと探してみて、 ソフマップに行ったけどなく、他をぐるりと回り、神頼み的な感じでツクモに入ったら、GS108Eが\4,500くらいで売ってた。

※ツイートは帰宅後です。

青くないネトギってのも良いですね。今まで大学機材で青いネトギしか見たことなかったので。

その後は上海問屋とかぶらぶら回ってネタ機材ないかなといろんなお店を歩き回ってました。 そういえば生まれて初めて秋葉原歩行者天国を体験しました。特別な感じで少し楽しかったです。

あと、ソフマップの中古アップル製品を取り扱ってる建物の一番上のクリエイターズランドという所に行ったら、RolandのV-8の中古が5万円台で2機ほど置いてありました。思わず買いそうになったけど我慢。

で、ふと思い出したのが

ゲマズにアリスちゃんとアテナさんいるじゃん!と思ってゲマズの入り口まで来てみたものの、自分こんなこと言うのもアレなんですが、実は恥ずかしくて一人でゲーマーズアニメイトに入れないのです。。。 入ってすぐ、のぼせちゃうんですよね。。

ということで秋葉原での収穫はGS108Eだけでした。

新宿

このツイートでSHOW BY ROCK!!を思い出したら一緒にレトリー愛でましょう。

ARIAカンパニーverのポップは紀伊国屋の新宿本店の脇にある別館にあるということで行ってきました。 新宿東口の、ヨドバシより北側を歩くのは初めてでしたが、あ~自分みたいなオタクに関係ないオシャレショップばかりだ~~な気分に。最近ZOZOTOWNで買ったリュックをしょってることだけが救い、にもならず。

救いはありました。めっちゃ綺麗・・・。 心なしか灯里ちゃん年齢低く見える・・・?

天野さんの描かれる作品ってなんでこんなに綺麗なんでしょうかね。大好きです。ちなみに最近あまんちゅ!の1巻を買いました。

帰宅後

Amazonさん、早めに届けていただけると幸いです。。

そして自室のスイッチングハブを交換、というか追加。ギガビット対応してくれてうれしいです。 ただし、自宅のLANが100Mなのでインターネット使う分には別に何も変わってません。自分の部屋のLANを早くしたかったのです。

そういえば

アキバなんだし、HDMIのHDCPをあんなことしてこんなことしちゃう機材とかありそうですよね。探せばよかった。

今年買った機材とか

ふと思ったのでまとめてみた。

今年買ったもの

Victor MI-5000

1979年に生産が開始されたミキサー。ハードオフで2000円で投げ売られていたので思わず購入し使用中。 当時からRCAっていう規格あったんですね。自分の部屋でバリバリ稼働しています。針メーターがいい味出してる。

AKAI APC mini

Ableton live 向けMIDIコントローラー。liveは使わないけどたくさんボタンのあるフィジカルコントローラーをVJで 使いたかったので購入。今はVVVVでAPC mini をフル活用できるような環境作ってます。

無線LAN付きルーター

自宅のLANのAPからの電波があまりにも自室に届かなかったのでしびれを切らして購入。めちゃくちゃ快適になりました。

Mad catz R.A.T.3

お手頃価格のめっちゃかっこいいゲーミングマウス。自宅で以前から使っていたが研究室のマウスがあまりにも手になじまないので研究室ように購入。

Fujitsu製のバーコードスキャナー

秋葉原某所で700円で投げ売りされていた、コンビニでよく見かける感じのスキャナー。キーボード扱いされるし、ちゃんと数字入力し終えたら改行までしてくれてびっくり。なおVJで使う予定がありません、良い案ないですかね。

Plextor M6S 256GB

ThinkPad用に買ったSSD。これのおかげでThinkPadを屋外で使っても快適になったし、VJも安定してできるようになりました。

CFD販売 Elixer 8GB x 2

ThinkStation用に買ったRAM。これで20GBになり、Blackmagic Design FusionとかSony Vegasとかが快適に。仮想マシンも思いっきりぶん回せます。

来年になったら、欲しいものは

とかとか。

良いお年を。

2015年振り返り

本日大晦日ですね.自分でもあっという間で驚いています. もっと驚いているのがこの記事を研究室で書いているって事ですけどね.

簡単にですがかすかな記憶を頼りに今年印象に残ったこととかを,とりとめもなく書いていきますね.

1-3月

大学で,現在所属している研究室への配属が決まった頃でしたっけ?自分でも覚えていません. 年度末ごろに,研究室を卒業される方と新しく入る僕たちの代全員を巻き込んで歓迎会を開いてくださり, 今の研究室での人たちとの交流が本格的に始まったのを覚えています.

シンセデザイン研究部(以下,シンセ研.所属していた大学音楽サークル)では先輩の卒業コンサートがあり, 僕は確かメロコアいろいろバンドでドラムと,DJをされている先輩の横でVJをしたりしました.

メロコアいろいろバンドでは,NOAのUglyとか,Leftの僕らの歌とかやりました.もうめちゃくちゃ楽しかったです.

すごい覚えづらいドラムとか,BPM240なメロコアを4分続けるのとか,すごい大変した.多分今はもう叩けない.

あと,このころやってたVJではまだライセンスの生きているResolume Avenue使ってたはずです. 先輩がアニソン流したらそれをyoutubeで検索してブラウザ全画面で出すっていう超適当プレイしていました.

ちなみに,1月3日に別の先輩に誘われて,秋葉原のFreshというところでアイドル撮影に連行されました. 人をまじめに撮ったのは初めてですが,水着の人を撮ること自体もちろん初めてで,のぼせました.

そして1月30日には,ニコル君など大学でDJをやってる友達ときゃりーぱみゅぱみゅの誕生日イベントに行きました. 人生初のDJイベントなのに人生初のageHa,半端なかったです.

4-6月

研究室に正式に配属され,いろいろな話をきかされ,輪講(ゼミ)がスタートしました. CiNiiとかIEEExploreとかで面白そうなものを見つけて先生の前で発表して, それ本当に使えるの?って言われまくると同時に「卒研でやりたいこと見つかった?」って言われるようになります. このころから毎週のゼミに追われる感じになります.

同時に,なぜかNode.jsとElectronでTweetDeckもどきなオレオレTwitterクライアントを作ることに奮闘し始めました. 実装できたのはHome Timeline, Notification, My Tweetsみたいにタイムラインを分けたりマルチアカウントに対応したり, なにかとTweetDeckをパクっては機能を実装していましたが,HTML5, CSS3での複雑なレイアウトの設計や, JavaScriptでコードの見た目のきれいさを維持することや保守しやすいコードを書くことなどを意識して書く経験ができました.

そして,SHOW BY ROCK!! のアニメがありましたね.あれでアニメをよく見る体質へ変わり始めました.レトリーは至高.

また,先月ぐらいからニコル君に交響詩篇エウレカセブンをめっちゃ推されて,本編,AO,劇場版をレンタルしてぶっ通しで見てすごいいい気持ちになっていた所に, Back 2 Bellforestというエウレカセブン主体のDJパーティーに一緒に行こうとニコル君に誘われて行きました.人生初の「箱」です. この時期ごろからTwitterでクラブ界隈の人たちをフォローし始めます.

7-9月

卒研のテーマが大まかに決まって研究の中間発表等があった時期です.今ほどではないですが研究内容にすごく追われていました. その追われているときに,弊学の学祭の生放送企画に技術担当として助っ人で入ったりしてた記憶があります.配線から配置からシステム構築から技術系はなんでもやりました・・・.

そして先ほどから登場しているニコル君が,8月28日にGIG&TAKEでDJデビューしました.もちろん見に行きました. 彼はほとんどつながりのない状態から一人でこの界隈に入っていったので,この時は本当に尊敬しました.自分が今VJで出演できるのもニコル君がいてくれたおかげなので.

ちなみに先述の中間発表ですが,10/2に期待通り先生方にボコボコにされて終わりました.

10-11月

この頃からはブログにちゃんと書くようにしているので,詳細は過去の記事を見たほうが良いかもしれないです笑

中間発表が終わってホッとするのもつかの間,僕も10/10にmusabeat04にてVJデビューをすることになりました.自分にとっては記念日です.

10/31から11/1に,山梨大学のDJサークルBouncYが学祭でDJイベントをするということで, TwitterでしかつながりのなかったVDJ:gekkoさんなどメンバーにお会いしたくて中央線の鈍行で甲府まで行き,実際に現場に行ってきました. とても良い経験でした.プレイスタイルとか,その時の自分は考えもしなかったので,会話中ずっとおわおわしてました笑.あとMotion Jpegの良さを学びました.

11月20-22日にかけては学祭があり,店でチュロス揚げたりシンセ研のライブでMuseのコピーバンドやったりしました.

そして11/25でGIG6TAKE 9があり,ニコル君と一緒に僕もVJで参加することになりました.VVVVでVJ環境自作し始めました.

12月

研究そっちのけでVVVVで遊んで,いろいろ改良したりして遊んでいました.

クリスマスには GIG&TAKE 10 にレギュラーVJとして出演しました.

そして年末にARIAにハマりはじめ,さっそくBD-BOX買おうか悩んでいます.
アウグーリ・ボナーノ

まとめ

  • 研究って大変だけど結果でると楽しい
  • 本当にVJで活動することになってびっくり
  • ドラムをそんなに叩かなくなったな

最後に

本年は様々な方に大変お世話になりました.自分も今までとは全く違う新しい方々と知り合う事ができ,今まで以上に充実した1年だったと思います.

皆さまも,どうか良い新年をお迎えください.

追記

某学会に提出する予稿の初版がやっとできました.進捗ダメです.f:id:yadex205:20151231155539p:plain

FlipFlopで怪奇現象起こった

備忘録です。

  • FlipFlop (Animation) はOnOpen時に一瞬Ø(空集合)になる?
  • わりと関係なさげなものまでØになって壊滅的になることがある?
  • 今回、FlopFlopとFrameDelayを組み合わせた悪魔の回路を作ってたので起動時に爆死

FlopFlopの挙動はよくわかってませんし、逆に自分のミスの積み重なりの結果の可能性ももちろんあるという感じで、よくわかりません。。

好きだったフォントが消えた (UEC Advent Calendar 2015 16日目)

これは UEC Advent Calendar 2015 16日目の記事です。

好きだった、というより、慣れ親しんだフォントが消えた話です。

Agency FB

Font Bureau社が販売しているフォント製品の一つに Agency FB というものがあります。製品ページはこちら

そのほか歴史的な背景などは以下の記事などをご覧いただければと思います。

リンク先や画像検索で見ていただければわかると思いますが、とてもかっこいいです。自分は言葉足らずなので小学生並みの感想しか言えないですが、大好きです。

出会った経緯

このフォントに出会ったのはおそらく中学3年くらいの時だと思います。

当時鉄道ファンだった自分(今のハンドルネームの205はそれが由来)はそれこそ写真を撮りまくってた訳ですが、 僕の周りの鉄道ファンである友人達がなぜかみんな自分のホームページを持っていて、撮った写真を掲載していたのです。

自分もそれにならって、Infoseek(懐かしいw)で無料ホームページを作って、自分の撮った写真を載せ始めました。 そこで、サイトのタイトルはなんとか決まったけど、なんかロゴが欲しいと思い始めます。ちなみにタイトルは英語だったので使えるフォントはとても多かったわけです。

そして、Office Word を開いてタイトルを打ち込んで、フォントをいろいろ試しているときに「これだ」と思ったのが Agency FB でした。(アルファベット順でかなり上の方に来るってのもあると思いますが・・。) 当時のサイトはもう手放してしまいましたが、自分のロゴを作るときにも Agency FB を使ったりして、今でもお世話になっています。

余談ですが、当時のサイトはCSSを一切使わず作ったので、HTMLがFONTタグとかMARQUEEとかCENTERとか懐かしいタグで溢れかえってます。

なぜ Agency FB を持ってたか

Agency FB に出会った当時使ってたOSは Windows XP です(Vistaがもう出ていたけどみんな使ってなかった頃)。今の Win8.1 や Win10 のようにデフォルトで Segoe とかメイリオとか游ゴシックとか高品質フォントが最初から入ってるわけではないし、もちろんFont Bureau社の製品を買ったこともないです。

当時はわからなかったのですが、あの邪悪な創英角ポップ体などと一緒に、Agency FBも Microsoft Officeに標準搭載されているフォントだったのです(厳密にはAgency FBはOffice Publisherに搭載されていた)。 そういえば当時使ってた Office は2003だったなぁ。

前述のリンクで Microsoft Typography のページが何で存在するのかの答えは、MS Office に含まれてたから、かもしれませんね(未検証)。

Officeから消える

ここでタイトル回収です(違

最近自宅のデスクトップをWindows10しようと思ったとき、当時動いていたWin7だとブルースクリーンが頻発していてすごい不安定な状態だったので、Win10をクリーンインストールすることにしました。 もちろんこの時点で入っていたフォントは全部消えます。そしてWin10が入りある程度セットアップを終え、Microsoft Office 2016 を入れました。これで追加フォントも入ったわけです。

ところが、Illustrator を開いて、Agency FB を使おうとしてもリストの中に出てきません。Officeを開いてもフォントリストの中に入ってないです。

まさかと思って C:\Windows\Fonts を見たら本当に Agency FB がインストールされておらず、どういうことかと思って前述の Wikipedia の該当記事を読んだところ

Two styles were supplied with Microsoft Office in the 2007 and 2010 editions but removed from Office 2013. Microsoft has advised Office 2013 users missing the font to copy it from a computer running an earlier version of Office.

あ、もうOfficeに含まれなくなったんだ。。。

各Officeに含まれているフォントの一覧はこちらから見ることができます。確かに 2013 のリストに Agency FB がありません。

MSいわく、新しいOfficeに含まれなくなったフォントは以前のバージョンのものからコピーしてきて良いらしいので、Agency FB が残っていたノーパソから移してきました。 (コピーしてきても良い、ということについてはこちらを参照)

ということで、Office 2013 以降、僕の好きだった Agency FB が含まれなくなってしまったのです。

最後に

Office に搭載されるフォントがどのような基準で選ばれているのかはわかりませんが、まさか自分のお気に入りだったのが消えてしまうとは思いませんでした。残されたデータは大事に持っていたいと思います。

あ。

またしても電通大要素がなくなってしまったので。最後に、ドン。 f:id:yadex205:20151215141129j:plain

そして、明日17日と明後日18日の担当がまだ決まっておりません。UEC Advent Calendar 2015 に参加してみたい方是非是非、電通大に対するイメージなどでも良いので書いてみてください。

VVVVを使って初めてVJをした話 (UEC Advent Calendar 2015 13日目)

これは UEC Advent Calendar 2015 13日目の記事です。

おととしのUEC Advent Calendar でも確か記事を書いたような気がします。うちの大学の学園祭の歴代パンフをひたすら並べるだけのを。

今回は、先月末に GIG&TAKE というイベントでVJをした(その時の記事)ときに使ったツールの話などをしたいと思います。投稿が遅くなりすみません。

VVVV

早速ですが使ったツールの紹介です。

「VVVV」という読み方のわからない、ビジュアルプログラミング環境があります。公式サイトは vvvv.org です。 公式では a multipurpose toolkit という風に書かれています。日本語サイトだと「何でもできるツールキット」と書かれています。確かに、やれることは制限なく幅広く、という印象です。 (PCのパフォーマンスが一番の懸念事項。。

ビジュアルプログラミングですので、プログラムの組み方は

int calc (void) {
    int a = 1, b = 2;
    return a + b;
}

というのではなく。

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の用に、ノードと呼ばれるものを線で結んでいくことで行っていきます。

なんか興味が出てきた、という方は公式サイトでダウンロードして遊んでみてください。 公式の日本語チュートリアルもありますよ。

そして数あるノードを使っていくことで、音のリアルタイム処理、プロジェクションマッピング、はたまたテキスト処理のようなことまでできます。

ちなみに同ジャンルの環境としては

などでしょうか。

VVVVを使い始めた理由

VVVV を知る

実はVVVVに触れ始めたのは今年の11月頭なので、まだ触り始めて1か月ちょっとしか経っておらず、まだ使いこなせてない感じです。 11月頭に何があったかというと、ギグテク9へVJで出させていただく話になった時で、さらに前の10月のmusabeat04で体験版Resolume Avenue を使って撃沈したばかりです。

これ以上体験版で製品ロゴ出しながらやるのはダメだという思いは強くありましたが、ソフトを買うお金がないし、無償ソフトを見てみたけどいまいち使い方が。。という状態でした。

そんな状態で、Spout (Windows版Syphonのようなソフト)が利用できるソフト一覧を見ていたところ、(非商用などの制限も含め)無償で使えて、実運用に耐えられるかなと思ったものが

  • OpenFrameworks (C++ライブラリ)
  • Processing (Java)
  • Cinder (C++ライブラリ)
  • TOUCH DESIGNER
  • VVVV

・・・全部開発必須!!しかもうち2つはC++のライブラリ!!うああ!!

この中で、ノードをつないでいくタイプのものは VVVV と TOUCH DESIGNER です。その中で、日本語でもドキュメントがあり学習コストが低そうなのがVVVVでした。

後押し

そしてもう一つ自分がVVVVを使うきっかけになったのが、「あのタグで待ってる」というVJソフトの存在でした。Macなら簡単に使えるようです。

これは有志のVJさんたちが開発されたものなのですが、VVVVと同じくビジュアルプログラミング環境であるMAXを使って開発されてたので、VVVVでも簡単なVJソフトが作れるだろうという期待を持てたわけです。

作ったものを本番に持ち込む

こうしてVVVVを勉強しつつ自分のやりたいことができるようなものを作り始めました。

つぶやきの通り、VirtualDJのVJ機能みたいなことができればと、2つの映像をミックスするものを作った所です。フェードできた時はすっごくうれしかったです。 そんなこんなで、ギグテク9のときに使ったものが以下のような感じです。

左右3レイヤー系6つの動画を走らせる、PCにとっては鬼畜の所業。でも3つ重ねるのが好きなんです。 なお、マウスでもある程度の操作はできるよう設計しましたが、実際にはMIDIコンでほぼ動かしました。

なお、開発をThinkStation (Xeon E31230)で行ったのに対し実運用はThinkPad(Core i5)でやったので、出力がすごいちらつく時がありました。

その後

実はギグテク9の後に、レギュラーでVJやらない?というお声をかけていただき、実際に今月25日のギグテク10からレギュラーでVJすることになりました。大変うれしいし、ありがたいです。。

ですので、使った環境をさらにより良いものにするべく改良を加えていかなければいけません。ということで途中経過ドン。 f:id:yadex205:20151213233138j:plain

現在は、KORGのKaossPad Entrancer 的なエフェクト機構を実装できないかと頑張っている感じです。

最後に

なんだかとりとめもない記事になってしまい、すみませんでした。 UECアドベントカレンダ記事なのにUEC関係ないやんと思われそうなので、関係しそうなことを一つ。

今月上旬に、大学のある調布市の布田天神社で「調布あかり計画」というイベントがあったそうで、そこでプロジェクションマッピングが行われたそうです。 そして、その時使われていたソフトがVVVVだったということです。その方がブログを書かれてますので是非そちらの記事をご覧ください。

でどうやらその方とうちの大学で繋がりのある方がいらっしゃるとのことで、、一応これでUECとVVVVがつながったね、ということにしておいてください。。 何かあれば追記などしますので、コメント欄に希望など書いてくださるとありがたいです。

以上となります。長文になりましたが読んでいただきありがとうございました! 明日(20分後)の担当は @masawada さんです。

追記

前回などでVVVVを使ってVJして以来、「自作ソフトを使った」という感じで自分でも言ってしまっていたのですが、個性でもなんでも無いので、あくまで「VVVVというソフトを使ってVJをした」という程度にとどめていきたいと思います。

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