アニソンVJとかでmigemoはかなり有効だと思う
以前Twitterの方で
VJで日本語なファイル名の動画を快適にサーチする方法としてmigemoって割とありなんじゃないか。
— Yadex205 (@yadex205) 2016年5月17日
と書いたことがあって、その後
— ꒰ぶいじぇーよし꒱ (@vjyoshi) 2016年5月17日
というリプライを頂いたりしたので、真面目に migemo
をVJで有効活用することを考えてみました。
待って migemo
って何。
普通、日本語のテキストの中で検索を行う時は、ひらがな・カタカナ・漢字を入力しますよね。
日本語のテキストが含まれています
という文章があって、日本語
という文字が含まれているか確認したい場合は
日本語
って文字で検索をかけます。当たり前ですね。
ところが、 migemo
を使うと、
nihongo
という文字で検索をかけると、なんと 日本語
がヒットするようになります。
内部で何を行っているのか
migemo
は入力されたローマ字をクエリとして、
QUERY: nihongo PATTERN: (ニホンゴ|ニホンゴ|日本(語|極道史|合成ゴム)|にほんご|nihongo|nihongo)
上記の PATTERN
に見られるような正規表現を、辞書データを元に生成してくれるツールです。
なので、 migemo
自体が検索を行う訳ではないのですが、様々な検索系のツールと組み合わせることで
非常に強力な検索環境が整います。
C/Migemo
の入手と基本動作
Rubyで書かれたオリジナルの migemo
は2004年ごろに開発が停止しています (公式サイト)。
現在は C言語で書き直されたC/Migemo
が開発されており(公式サイト)、こちらを入手しましょう。
Windows
公式サイトからバイナリを入手することができます。
Mac
Homebrew
を用いてインストールすることができます。
$ brew install cmigemo
cmigemo
はコマンドラインツールなので、Windowsならコマンドプロンプト、Macならターミナル(homebrew使ってるからもう動かしてますね)で使います。
そして大事なのが、起動時に辞書ファイルをオプションで指定しないと、期待した動作をしません。
Windowsの場合はダウンロードしたアーカイブを展開した中に、Macの場合は
/usr/local/share/migemo/utf-8/migemo-dict
に配置されているので、-d
オプションとともにパスを指定しましょう。
そしてQUERY
というプロンプトが表示されます。お好きなローマ字を入力してみて、どのような正規表現が出力されるか試してみてください。
で、なんでアニソンVJで migemo
が使えそうだと
自分は今までアニソンVJをしていないので、次回のパーティーには試験的に始めてみようと考えています。 しかし、動画ディレクトリを見ていると、アニメごとにディレクトリが細かく分かれていて、目とマウスで追っかけていくのが案外しんどいなと思いました。 どうせなら動画のディレクトリ以下を、アニメのタイトル等で検索をかけてしまった方が早いですね。
そしてどうせなら、日本語のアニメタイトルでもローマ字で検索をかけることが可能ならなおさら快適ですよね。
それだけです(爆)
最後に
そしてこのような記事を書いていて申し訳ないのですが、具体的なソリューションがまだ見つかっていません。 見つけ次第、あるいは最悪作りしだい、記事にしたいと思います...
追記 (2016/05/24)
Macのターミナルで、以下の用に遊べます。
$ find [検索したいフォルダ] | grep -E $(cmigemo -d /usr/local/share/migemo/utf-8/migemo-dict -w [検索したいローマ字])
例えば
$ find ~/Dropbox | grep -E $(cmigemo -d /usr/local/share/migemo/utf-8/migemo-dict -w mentaru) /Users/(ユーザー名)/Dropbox/Twitter/メンタルリセット.png /Users/(ユーザー名)/Dropbox/Twitter/メンタルリセット修造.png /Users/(ユーザー名)/Dropbox/Twitter/メンタルリセット修造.xcf