びぃえるくぅと。

ガラケーは打楽器。

自分の VDMX プロジェクトファイルについて (主に NumFX使ったやつの解説)

改めまして、明けましておめでとうございます。無事大晦日から元旦にかけての Weekend Ravers NYE も VJ をやりきることができました。

さて、以前 VJ さんのお宅で開催された VJ 会議 feat. 寿司 にお邪魔した際に、僕の VDMX のプロジェクトファイルを見ていただき思いの外反響 (?) があったので、 その中でも目立つ箇所とその実装方法的なのを紹介しようと思います。

この記事での前提と準備

基本的に操作は KORG の nanoKontrol2 (以下、ナノコン) で行うものとします。 フェーダー・ノブ・ボタン S M R の 1セットで 1つのレイヤー操作します。

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また、左から順にレイヤー1, 2, 3... を操作するものとします。

これは僕のやり方に近いというだけなので、もし参考にされる場合は各自の方法 (お持ちの MIDI コンや VDMX の Control Surface 等) に落とし込んでいただければと思います。

では説明していくにあたって、とりあえずレイヤーをいくつかとそれぞれのプレビューを用意しておきましょう。

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そして、それぞれの Layer Opacity にナノコンの縦フェーダーを割り当てておきましょう。それでは解説に入ります。

ミュート機能

ちょうど「Mute」の頭文字なので、ナノコンの M ボタンを押したらそのレイヤーがミュートされる、つまり Layer Opacity が強制的に 0.00 になるようにします。仕様は以下の通りです。

  • 1回 M ボタンを押すとミュートが有効になる
  • もう 1回 M ボタンを押すとミュートが解除される

これを Number FX の機能を使って用意します。今回の状況で言えば縦フェーダーの値で Layer Opacity を弄っているわけですが、その縦フェーダーの値に エフェクト をかけることができます。

例えばレイヤー2の UI Inspector を開いてみましょう。下の方に Edit Num FX Chain ボタンがあるのでクリックします。

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すると、Number FX Chain Inspector というウィンドウが出てくると思います。

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では、右上の Add Asset: から FX > Multiply を選びましょう。

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なんとなく想像つく方もいらっしゃると思いますが、これでナノコンの縦フェーダーの値にある数を掛け算した結果を Layer Opacity として使うことができます。初期値では 1.25 なので、縦フェーダーの値 x 1.25 が Opacity として使われます。もし Multiplier2.00 を与えておけば、縦フェーダーを半分程度上げただけで Layer Opacity1.00 になっていますし、逆に Multiplier0.50 を与えると、縦フェーダーを全部上げても Layer Opacity0.50 までしか上がりません。

また VDMX の通常のエフェクトと同じく右上の On Off ボタンを押すと、NumFX の有効無効を切り替えられます。

前置きが長くなってしまいましたが、僕のミュートの実装方法は NumFX Multiply を用意して 値を 0 にし、ナノコンの M で On Off を切り替える というものです。最終的に出来上がったものが以下のようになります。

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ソロ機能

すみません近日中に書きます。(2018.01.01現在)

ということで

Number FX で楽しい VDMX ライフを!

余談

パーティー中に他の方の VDMX を見てふと思い立って増築した自分のプロジェクトファイルがこちらになります。

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そして増築直後

今年は荒れそうです。本当にメニューバー出さないよう気をつけます・・・。

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